「今日の民生」

"2001/9/7 の授業風景"

(「侍魂」風)







今日も相変わらず、チャイムより早く民生が我が教室に到着。



そして、前の時間の生物の先生が書いたらしいかわゆい恐竜の絵

黒板中にひしめいている というシチュエーション。




民生、その絵に一瞬たじろぐが、

何も見ていなかったかのように、おもむろに授業の準備を始める。


なかなか手強いヤツである・・・。










チャイムが鳴る。

力無く起立礼をさせ、今日も相変わらずな調子で、教材を進めてゆく。



しかし、今日は事態が少し違った。


いつもは生徒に本文を和訳させるくせに、

急に自分で全部和訳しだしたのだ!




彼の心境に何の変化があっただろうか・・・・・。











これは、一瞬 良いことのように思えるが、

予習をしないで授業に望み、どこが当たるか順番を数えている私たちにとっては

混乱させるのに十分な出来事なのである。




そして、彼は、気が向くと、思わぬタイミングで生徒に解答させるのだ。




「順番通り」のルールに則ってはいるのだが、いつ順番が回ってくるか分からない、

気分的にはもう、いわゆるロシアンルーレット状態である。













そして、本日の犠牲者は、あろうことか私の隣の席の某Sさん。







もちろん、焦る。


彼の和訳も日本語して聞き取るのが困難なため、
どういう内容だったかもわかりにくい状況で

急にこの問題の答えは?ときかれるのである。





しかも、微妙な答えばかりがア〜エと並んでいる。



彼女は意を決して解答を言う。
















・・・しかし、民生ちゃん、聞いてない!!







何度も答えを言ってるにもかかわらず、彼はなんだか勘違いしているようだ。

もしかしたら、夏休みの間に 彼の日本語のリスニング能力が落ちたのかもしれない。















挙げ句の果てには、こう言い出す。



民:「あなたが答えるのを1分遅らせると、40分損するのです。」

・・・・・へ?



民:「一人1分損して、40人で40分損することになる。」





彼は、高校数学とか云々というレベルではなく、

常識というものの根本から何か違っていることを再認識する。












民:「何か答えてくれないと困るんですね。」

・・・とかいいつつ、黒板に「 ア イ ウ エ 」と書き出した。






何をするつもりなんだ・・・と思っていたら、彼はおもむろに


「どれにしようかな、神様の言う通り・・・♪」

と、選び出したのだ。


しかも、すっごい真剣そうだ。。。

心なしか、選ぶ指も震えている。









この人は、本当に大丈夫なんだろうか・・・と心配せずにはいられない。


(もちろん、それ以前に「この人で大丈夫なんだろうか」という
問いも発生する訳だが、これは敢えて触れないこととする。)












彼が導き出した答えは、「ウ」


絶対の自信でその答えを導き出した彼の顔は・・・

・・・にやけてる。



果たして、彼は適当にやっているだけなのか、それとも

バハイ教の力で何かが起こるのだろうか!!?








しかし、これが本当の答えだったりする。

しかも、説明など一切ナシである。


・・良いのか、そんなんで!?









ちなみに、その英文は「彼は何度も挫折を経験して、成功した」みたいなものだったのだが、

それに即して彼は一言。









「天才は何度も挫折する。
だからみなさんも何度も挫折してください。」









・・・私たちが受験を控えている身だという事を知ってるのだろうか。

そして、普通、そういう人たちにこういう言葉を贈るものなのだろうか・・・?

私には、彼が一体何を考えているのか、さっぱり分からない。














そんな調子で、授業は淡々と(?)進んでゆく。



本文の和訳も中盤に差し迫ってきた頃、

ある文を民生は和訳する。




「人生を、夢遊病患者のように あっちにふらふら こっちにふらふらと過ごしてしまう人が多すぎる。」

独特な言い回し(?)である。










すると、唐突に、一言。





「・・・実は私もそういう人なんです。
あっちにふらふら、こっちにふらふらと風にふきよせられて、
もしかしたら違う国に生きていたかもしれない・・・・・・・・・」






その後もなにかヘンなことを言っていた気もするが、

あまりにも彼の特徴を言い当てすぎたセリフに爆笑してしまい、

酸欠状態に陥りかけた私は、惜しいことにそれを聞き逃してしまう。





ところで、「ふきよせられ」っていう表現、なんか違う気がするのは私だけ?













また授業が進んでいくにつれ、今度は何故か彼はおもむろに黒板に「URL」と書き、

"Uniform Resource Locator"と書き出した。



民:「これは、インターネットのアドレスのことですね。」

・・・といいつつ、その下に、力一杯こんなものを書く。



"www//〜."




煤i ̄∇ ̄;)!!




なんか違う、なんか違う、なんか違うよ・・・・・・・・・










センセ、授業でウソ教えちゃダメです

正しくは、"http://〜"だってば・・・















締めくくりに、うちの学年の副担任の添田先生と同じ名字の添田さん


「その次を、添田先生・・・・」

と指名して、本日の授業は終了。















こんな授業で、個人的には面白いから良いのだが、

英語の成績には結びついていなそうで、心配・・・。